トゥースメディカルホワイトEXはなぜ歯を白くする効果が高いのか?

トゥースメディカルホワイトEXのパンフレット

唐突ですが、みなさんは歯のホワイトニングって、具体的にどういう方法を思い浮かべますか?

歯医者さんに頼んで、特殊な薬を使う、はたまた専用の歯磨き粉で削って汚れを落とす、マニキュアみたいなもので汚れを隠すなど…。ちょっと調べただけでも方法はいろいろありますよね。

しかし、本当に歯を白くするためにはその引き換えにいくつかのリスクがつきまといます。

歯のエナメル質に傷んだり、薬剤の影響でしみたりなど、なんらかのダメージは残ってしまうようですね。

また、通院しなければならない、費用も割高と、いろいろと手間もかかります。 その点、トゥースメディカルホワイトEXは、歯磨き粉でありながら、削らず、刺激もない、ダメージなく白くできるということがウリになっていますよね。

ただ、どうやって白くしているのかについて公式ページには簡単に書かれているものの、具体的には書かれてはいません。。果たしてどうやって歯を白くしているのか、そのメカニズムについてワタシなりに迫ってみました。

ホワイトニングに関係する成分は4つある

トゥースメディカルホワイトEXには31種類の成分が配合されています。全てが歯を白くするために配合されているというわけではなく、歯磨き粉の基本である虫歯を予防したり、歯の再石灰化を促進化したりする成分も配合されていますし、もちろん、スペックそのものに関係ない品質保持のための成分も含まれているので全部が有効というわけではないのでお間違いのなきよう…。

そのうち、歯のホワイトニングそのものに関係する成分は、ワタシ独自で調べたところ次の4つになるようです。それぞれどんな成分なのか簡単にご紹介します。

ウルトラメタリン酸

公式ページで「高濃度で配合!」と書かれているおなじみの成分ですね。正式名称はメタリン酸ナトリウムといい、医薬品の成分になったり、食品添加物にも使われている安全な成分なのだそうです。歯のホワイトニングに効果があるのは他商品でも実証済みで、有名ドコロでは「キシリトールガム」にも配合されているそうです。トゥースメディカルホワイトEXでは、それをさらに高濃度で配合しているということみたいですね。

ポリリン酸ナトリウム

こちら同じく食品添加物として厚生労働省に認定されている成分。元々物質に色がつくのを防止する作用があり、加工食品(ソーセージなどの加工肉など)の変色防止剤に使用されている成分。最近ではポリリン酸ホワイトニングと言って歯医者さんでもポリリン酸を用いたホワイトニングを行うところもあるようです。

ピロリン酸4Na

化粧品や、シャンプー、口腔ケア剤の用途として配合される成分。キレート剤としての効果があり、汚れ落としにうってつけの成分といわれています。

フムスエキス

こちらは自然由来の成分。フルボ酸をはじめとする20種類以上のアミノ酸やミネラルを複合したポリフェノールで、強い抗酸化作用を持っている成分。口内環境の正常化にも一役買っている成分だそうです。

基本は歯についたステインを浮き上がらせてはがす

ホワイトニングのメカニズム図

ステインをはじめとする着色汚れは、ペリクルという歯の保護膜とのイオン結合によって歯のエナメル質に吸着しています。少し理科の話になりますが、プラスのイオンとマイナスのイオンが結合すると汚れがなかなか落ちにくい性質があります。普通のハミガキ粉で色汚れが落ちないのはこういう理由があるからなのです。

そこでこの5つの成分が活躍することになります。いずれも共通することは、「キレート力」がとても強いということ。キレートというのは、意味が広く少し難しいのですが、歯のホワイトニングでいえば、ステインとペリクルの間に入り込んで、イオン結合を緩め、ステインを剥がすという作用をもたらします。

決して、殺菌するとか、こすって落とすという荒療治ではなく、あくまでも、自然に汚れを剥がすということによってホワイトニング効果をもたらしているのですね。 歯の表面のイオン化している物質に作用するだけなので、体内にとりこまれて副作用を起こすといったこともなく、いずれも大量に摂取しないかぎり人体にはなんの影響もない成分ばかりなので安全というわけです。

コーテイング力、抗酸化力で汚れの再付着も防ぐ

ただ一時的に汚れがとれても、毎日食事するわけですから、またステインの再付着で、色がついてしまう…。そんな将来的なことにも、きちんとケアできるのがトゥースメディカルホワイトEXの強みですね。メタリン酸とポリリン酸は、歯磨き後にコーティングをしてくれて、汚れの再付着をある程度防いでくれます。また、フムスエキスは、酸性のphをもつ汚れに対して抗酸化作用を働かせ、口中環境を健康な状態に保ってくれます。 もちろん、口の中での持続作用がずっと続くというわけではないですが、毎日磨くものなので、常に成分が補給されるわけですから、お口の中は常に汚れがつきにくい状態が続くというわけですね。

4つの成分の"総合力"が他のアイテムと大きく違う

ここまであげた4つの成分、実は他のホワイトニングハミガキ粉にも普通に入っていたりします。でも、注意したいのが、他のアイテムの成分表をよく見ると、メタリン酸だけとか、ポリリン酸だけなどといった一つだけの成分しか入っていないことが多いのです。

それぞれの成分は全て同じキレート力を発揮するわけではなく、汚れの種類によって得意、不得意があります。ヤニ、お茶、果物など、様々な汚れがありますよね。一つの成分だけだと、どうしてもその汚れの剥がし方に差異がでて、人によっては、その生活習慣から効果がいまいちなんてこともあるわけです。 ちなみにいうと以前のトゥースメディカルホワイトEXは、メタリン酸だけ配合されていました。

しかし、新しくなったバージョンでは、4つの成分を同時に配合することによってあらゆる汚れを剥がすように設計されていて、より効果の高いホワイトニングができるようになっていると思います。一つのパワーだけではなく、総合力によって白くする!というのは他のアイテムとの違いではないでしょうか?